記事の検索順位とインデックス率|量産しても上がらない原因と対策

著者: B2Bコンテンツマーケティング実践ガイド編集部公開日: 2026/1/1810分で読めます

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なぜ記事を増やしても検索順位が上がらないのか

記事の検索順位とインデックス率の関係を理解することは、SEO成果を出すために不可欠です。記事の検索順位を上げるにはインデックス数を増やすことよりも、ターゲット・USP・訴求軸が一貫した質の高い記事を作ることが重要であり、戦略的な記事設計と品質管理の仕組みを整備することでインデックス率と検索順位の両方を改善できます。

「記事を継続的に公開しているのに、なかなかインデックスされない」「インデックスはされているが、検索順位が付かない」——BtoB企業のマーケティング担当者からよく聞かれる悩みです。

ある調査によると、BtoB購買の意思決定プロセスにおいて、Web検索(Google/Bing等)は「必ず使う」56.3%、「よく使う」34.3%で、合計90.6%が利用しています。製品選定時に「Web検索で上位表示される比較記事」が信頼できる情報源として43.5%で1位という結果もあります。

つまり、BtoB企業にとって検索上位に表示されることは、商談機会の創出に直結します。しかし、記事を量産するだけでは上位表示は難しくなっています。

この記事で分かること

  • インデックスと検索順位の基本的な仕組み
  • インデックスされない・順位が付かない主な原因
  • Google Search Consoleでのインデックス状況確認方法
  • インデックス率と検索順位を改善する戦略的アプローチ
  • 実践で使えるチェックリスト

インデックスと検索順位の基本:仕組みを理解する

インデックスと検索順位の関係を理解することは、SEO戦略を立てる上での土台となります。まず、基本的な仕組みを整理します。

インデックスとは、検索エンジンがWebページをクローリングし、データベースに登録した状態を指します。未インデックスのページは検索結果に表示されません。

インデックス率とは、全ページに対するインデックス済みページの割合です。計算式は「(GSCの正常ページ数 / 全ページ総数)× 100」となります。

クローラーとは、検索エンジンがWebページを巡回・収集するためのプログラムです。Googleではクローラビリティの向上が検索順位に影響すると言われています。

CTR(クリック率) とは、Click Through Rateの略で、検索結果画面の表示回数に対するクリック数の割合です。

ある調査(2025年10月度、SEO代理店による実測)によると、検索順位別のCTRは以下のような傾向がみられます(ただしサンプルが限定的なため、一般化には注意が必要です)。

  • 1位:30.7%
  • 2位:9.4%
  • 3位:4.7%
  • 4位:2.1%
  • 5位:1.0%

上位3位以内でCTRの明暗が分かれ、6位以下はほとんどクリックされない傾向があります。また、グローバル統計(日本市場特化ではない)によると、75%のユーザーが検索結果の1ページ目以降を通過しないとされています。

検出率とインデックス率の違い

クローラーに検出されたからといって、必ずしもインデックスされるわけではありません。この点は多くの担当者が見落としがちです。

ある調査では、大規模データベースサイトにおいて、商品ページ群では検出率84.1%に対しインデックス率は54.7%、カテゴリページ群では検出率90.0%に対しインデックス率はわずか34.8%という結果が報告されています。

つまり、クローラーが検出したページの全てがインデックスされるわけではなく、Googleが「インデックスする価値がある」と判断したページのみがデータベースに登録されます。

インデックスされない・順位が付かない主な原因

インデックスされない、またはインデックスされても検索順位が付かない原因は、主にコンテンツの質と戦略の問題に帰着します。

【よくある失敗パターン】

インデックス数を増やすために記事を量産する、または技術的なSEO対策だけで順位を上げようとするアプローチは効果が限定的です。「誰に・何を・なぜ」の戦略が欠けた記事は、インデックスされても検索順位が付かない、または低品質とみなされインデックスから除外されやすい傾向があります。

2025年春のGoogleアルゴリズム大規模更新により、テンプレート化されたノウハウ記事(「○○とは」「○○のやり方」等)の検索順位が大幅に低下しました。SaaS・IT・コンサルティング系BtoB企業のオウンドメディアで月間アクセス数が半減するケースも報告されています。

E-E-A-Tとは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字で、Googleがコンテンツ評価で重視する要素です。

低品質とみなされやすい記事の特徴

以下のような記事は、インデックスから除外されやすい、または順位が付きにくい傾向があります。

  • 重複コンテンツ: 他サイトや自サイト内の既存ページと内容が類似している
  • 薄いコンテンツ: 情報量が少なく、読者の課題解決に貢献しない
  • 戦略不在の記事: ターゲット・USP・訴求軸が不明確で、誰に向けた記事か分からない
  • テンプレート型ノウハウ記事: 「○○とは」「○○のやり方」など、競合と差別化できていない
  • 一次情報がない: 独自の調査、事例、経験に基づく情報がない

インデックス数・インデックス率の確認方法

インデックス状況を把握するには、Google Search Console(GSC)を使います。GSCはGoogleが無料で提供しているツールで、自社サイトの検索パフォーマンスを確認できます。

確認手順

  1. Google Search Consoleにログイン
  2. 左メニューから「インデックス」→「ページ」を選択
  3. 「正常」「エラー」「警告」「除外」の各ステータスを確認

「正常」ページ: インデックスに登録されているページ数

「未登録」の原因診断: 「除外」をクリックすると、インデックスされていないページの理由が表示されます。主な理由として「クロール済み – インデックス未登録」「検出 – インデックス未登録」などがあります。

インデックス率の計算

インデックス率 = (正常ページ数 / サイト全体のページ総数)× 100

GSCの「正常」ページ数と、サイトマップに登録されているURLの総数を比較することで、おおよそのインデックス率を把握できます。

週に1回程度、定期的にGSCを確認し、インデックス状況の変化を把握することをおすすめします。

インデックス率と検索順位を改善する戦略的アプローチ

技術的なSEO対策だけでなく、戦略的な記事設計と品質管理の仕組みを整備することで、インデックス率と検索順位の両方を改善できます。

ある調査によると、AI検索(ChatGPT、Claude等)の利用率は43.5%に達し、約半数のBtoB意思決定者がAI検索を活用しています。検索環境は変化しており、従来のSEO施策だけでは対応が難しくなっています。

戦略的アプローチの核となるのは、以下の3点です。

  1. ターゲット・USP・訴求軸の明確化: 「誰に・何を・なぜ伝えるか」を全記事で一貫させる
  2. 品質管理の仕組み化: 記事公開前のチェック体制を構築し、低品質コンテンツの公開を防ぐ
  3. 継続的なモニタリング: GSCでのインデックス状況確認と、検索パフォーマンスの定期測定

以下のチェックリストを活用し、インデックス率と検索順位の改善に取り組んでください。

【チェックリスト】インデックス率・検索順位改善チェックリスト

  • ターゲットペルソナが明確に定義されている
  • 記事のUSP(独自の価値)が明確になっている
  • 訴求軸が全記事で一貫している
  • 一次情報(独自調査、事例、経験)を含んでいる
  • 競合記事と差別化できる内容になっている
  • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を意識している
  • 記事タイトルに主要キーワードが含まれている
  • 見出し構造(H2/H3)が論理的に整理されている
  • 内部リンクが適切に設置されている
  • XMLサイトマップが最新の状態で送信されている
  • ページの読み込み速度が適切である
  • モバイルフレンドリーな設計になっている
  • GSCで「正常」ステータスになっているか確認した
  • 「未登録」の原因を診断し対策を実施した
  • 検索順位とCTRを定期的にモニタリングしている

記事公開前・公開後の品質管理ポイント

記事の品質を担保するには、公開前と公開後の両方でチェックを行う体制が必要です。

公開前のチェック

  • ターゲット・USP・訴求軸が明確か
  • 競合記事と比較して独自の価値があるか
  • 事実誤認や古い情報が含まれていないか
  • 誤字脱字、表記揺れがないか
  • 内部リンク・外部リンクが適切か

公開後のチェック

  • GSCでインデックス状況を確認(公開後1-2週間目安)
  • 検索順位の推移を確認(公開後1-3ヶ月目安)
  • CTRが低い場合はタイトル・メタディスクリプションの改善を検討
  • 順位が付かない場合はコンテンツのリライトを検討

まとめ:質の高い記事でインデックス率と検索順位を両立させる

本記事では、記事の検索順位とインデックス率の関係について、基本的な仕組みから改善方法まで解説しました。

重要なポイントを整理します。

  • インデックス数を増やすだけでは不十分: 検出されてもインデックスされないケースは多い。質の高い記事を作ることが前提
  • 2025年春のアルゴリズム更新: テンプレート型ノウハウ記事の順位が大幅低下。戦略不在の量産は逆効果
  • 戦略的アプローチが重要: ターゲット・USP・訴求軸を明確にし、全記事で一貫させる仕組みを構築

まずはGoogle Search Consoleで現状のインデックス状況を確認し、「未登録」のページがあれば原因を診断してください。そして、本記事で紹介したチェックリストを活用し、品質管理の仕組みを整備していきましょう。

記事の検索順位を上げるにはインデックス数を増やすことよりも、ターゲット・USP・訴求軸が一貫した質の高い記事を作ることが重要です。戦略的な記事設計と品質管理の仕組みを整備することで、インデックス率と検索順位の両方を改善できます。

「記事は出してるのに商談につながらない」を解決する。
御社を理解して書くから、刺さる。この記事はMediaSprintで作成しました。

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よくある質問

Q1インデックス率とは何ですか?計算方法は?

A1インデックス率は、全ページに対するインデックス済みページの割合です。計算式は「(GSCの正常ページ数 / 全ページ総数)× 100」です。インデックスされていないページは検索結果に表示されないため、インデックス率を把握することはSEO成果を出すための基本となります。

Q2検索順位が上がらない原因は何ですか?

A2主な原因は、コンテンツの質の問題と戦略の欠如です。2025年春のGoogleアルゴリズム更新により、テンプレート化されたノウハウ記事(「○○とは」「○○のやり方」等)の検索順位が大幅に低下しました。「誰に・何を・なぜ伝えるか」という戦略が欠けた記事は、インデックスされても順位が付きにくい傾向があります。

Q3インデックスされているか確認する方法は?

A3Google Search Consoleの「インデックス」→「ページ」で確認できます。「正常」「エラー」「警告」「除外」の各ステータスが表示され、「除外」をクリックするとインデックスされていない原因が診断できます。週に1回程度の定期確認をおすすめします。

Q4検索順位で何位以内を目指すべきですか?

A4上位3位以内が目標となります。ある調査(サンプル限定的)によると、検索順位別CTRは1位で約30%、5位で約1%とされており、6位以下はほとんどクリックされない傾向があります。まずは1ページ目(10位以内)への表示を目指し、そこから上位3位を狙う段階的なアプローチが現実的です。

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B2Bコンテンツマーケティング実践ガイド編集部

「PVではなく商談につながる」をテーマに、BtoB企業のマーケ担当者へ実践ノウハウを発信。デシセンス株式会社が運営。