検索順位を上げるオウンドメディア施策|商談につなげるSEO

著者: B2Bコンテンツマーケティング実践ガイド編集部公開日: 2026/1/159分で読めます

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オウンドメディアの検索順位が上がらない企業が抱える課題

オウンドメディアの検索順位を上げるとは何か。オウンドメディアの検索順位を上げるには、技術的なSEO施策に加えて、検索意図に応える質の高いコンテンツと記事間のメッセージ一貫性を整備することで、Googleからの評価と商談への貢献を同時に高められます。

日本国内の検索エンジンシェアはGoogle 89.71%(2025年3月、StatCounter推定)であり、オウンドメディアの集客においてGoogle検索対策は避けて通れません。しかし、検索順位を上げることに注力しても、期待した成果につながらないケースが少なくありません。

ある調査によると、Google検索1位のCTR(クリック率) はグローバル平均で39.8%とされていますが、日本市場では13.94%と海外より低い傾向があります(SEO事業者調査で公的統計ではなく、主に英語圏データでサンプル偏りがある点に注意が必要です)。CTR(クリック率) とは、検索結果に表示された回数のうち、実際にクリックされた割合のことで、順位が下がるほど急減します。

つまり、検索順位を上げても思ったほどクリックされない、あるいはクリックされても商談につながらないという課題を抱える企業が多いのです。

この記事で分かること

  • 検索順位が決まる仕組みとGoogleの評価基準
  • AI Overview登場後の検索結果の変化と対応策
  • 検索順位を上げるためのコンテンツSEO施策
  • SEO施策の優先度を判断するための比較表
  • 検索順位改善のためのチェックリスト

検索順位が決まる仕組みとGoogle評価の基本

Googleの検索順位は、クロール・インデックス・ランキングという3つのプロセスを経て決定されます。その中でも特に重要なのが、E-E-A-Tと呼ばれる品質評価基準です。

E-E-A-Tとは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったGoogleの品質評価基準です。2025年12月のGoogleコアアップデートでは品質重視のアルゴリズムが強化されており、E-E-A-Tへの対応がより重要になっているといわれています。

BtoB企業のオウンドメディアでは、専門性の高い情報を発信することでE-E-A-Tを高めることができます。自社の事例や実務経験に基づくコンテンツは、AIでは生成しにくい独自性があり、Googleからの評価向上に寄与する可能性があります。

AI Overviewの登場で変わった検索結果の構造

AI Overview(AIO) とは、Googleの検索結果ページに表示されるAI生成の概要のことです。この機能の導入後、オーガニック検索のCTRが大幅に低下したと報告されています。

2025年の調査では、AI Overview登場後、検索1位のCTRは39.8%から3.9%へ急落(-35.9pt)、3位は2.79%(-7.41pt)という結果が報告されています。このデータは最新ですが、Googleアルゴリズムは頻繁に変動するため、今後変化する可能性があります。

この変化が示すのは、「上位表示」から「クリック獲得」へと価値がシフトしているということです。単に検索順位を上げるだけでなく、検索結果上でクリックしたくなるタイトルやディスクリプションの設計、そしてクリック後に期待を裏切らないコンテンツの質が重要になっています。

検索順位を上げるためのコンテンツSEO施策

検索順位を上げるためには、タイトルや見出しの最適化だけでなく、コンテンツの質を高めることが不可欠です。

よくある失敗パターンとして、検索順位だけを追い求めてタイトルや見出しの最適化に注力し、肝心のコンテンツ品質や検索意図との整合が疎かになり、順位は上がってもコンバージョンにつながらない状態に陥ることがあります。この考え方では成果が出ません。

2025年の調査によると、BtoB営業向け上位オウンドメディアの平均記事文字数は7,000〜7,500字、月間記事12-14本、CTA数2-4個が相場とされています(民間調査でサンプルは上位3-5社に限定的である点に注意が必要です)。ただし、これらの数値はあくまで上位メディアの傾向であり、文字数を増やせば順位が上がるわけではありません。

重要なのは、検索ユーザーが知りたい情報を網羅的に、かつ分かりやすく提供することです。

検索意図に応えるコンテンツ設計の重要性

検索意図を無視したコンテンツは、順位が上がっても離脱や直帰が増える傾向があります。検索ユーザーが何を知りたいのか、どのような課題を解決したいのかを理解し、それに応えるコンテンツを設計することが重要です。

BtoBオウンドメディアの場合、ターゲットペルソナを明確にし、そのペルソナが抱える課題に対して具体的な解決策を提示するコンテンツが効果的です。単なる情報提供ではなく、読者が「次に何をすべきか」が分かる実践的な内容を心がけましょう。

内部リンクとサイト構造の最適化

内部リンクの整備は、検索エンジンがサイト構造を理解しやすくするために重要な施策です。関連する記事同士をリンクでつなぐことで、サイト全体の評価向上につながる可能性があります。

また、記事間のメッセージの一貫性も重要です。各記事がバラバラの主張をしていると、サイト全体としての専門性や信頼性が低下するリスクがあります。オウンドメディア全体で一貫した価値提案を行うことで、Googleからの評価と読者からの信頼の両方を高めることができます。

【比較表】SEO施策の優先度判断表

施策 工数 即効性 商談貢献度 優先度
タイトル・メタディスクリプション最適化
検索意図に応えるコンテンツ改善
内部リンク構造の整備
E-E-A-T向上(専門家監修・事例追加)
技術的SEO(サイト速度・モバイル対応)
既存記事のリライト
新規記事の追加
CTA設計の改善

※商談貢献度は、検索順位向上だけでなく、最終的な商談・受注につながりやすいかを評価しています。

検索順位の確認方法と効果測定

検索順位の改善効果を測定するには、Google Search Console(GSC) を活用することが基本です。

Google Search Console(GSC) とは、Googleが提供する無料ツールで、検索順位、CTR、インプレッション数などを確認できます。週次でモニタリングし、順位の変動や改善効果を追跡することを推奨します。

ただし、検索順位だけを見ていては成果が見えません。CVR(コンバージョン率) とは、サイト訪問者のうち、問い合わせや資料請求などの成果に至った割合のことです。2025年の調査によると、BtoBオウンドメディアの検索経由CVRは平均3.04%であり、業界別では法律6.98%、金融5.10%と差異があります。

検索順位が上がっても、CVRを別途追跡しないと商談への貢献度は見えません。GSCとGoogle Analyticsを連携させ、どの記事がどの程度のCVに貢献しているかを把握することが重要です。

【チェックリスト】検索順位改善チェックリスト

  • Google Search Consoleで現状の検索順位・CTR・インプレッションを確認した
  • 改善余地の大きいページ(順位10-30位のキーワード)を特定した
  • ターゲットキーワードの検索意図を分析した
  • 競合上位ページのコンテンツ内容を調査した
  • タイトルにターゲットキーワードを含めている
  • メタディスクリプションでクリックしたくなる訴求をしている
  • H2/H3見出しで記事構造を明確にしている
  • 検索意図に応える情報を網羅的に提供している
  • E-E-A-Tを高める要素(専門家監修、事例、データ)を含めている
  • 内部リンクで関連記事を適切に紐付けている
  • 記事間でメッセージの一貫性を保っている
  • モバイル表示で問題なく閲覧できる
  • ページ読み込み速度が適切である
  • CTAを適切な位置に配置している
  • CVR(コンバージョン率)を追跡している
  • 検索順位だけでなく商談への貢献度を測定している
  • 定期的にリライト対象の記事を選定している
  • AI Overviewへの対応(Answer-First構造)を意識している

まとめ:検索順位と商談成果を両立させるために

オウンドメディアの検索順位を上げるためのポイントを整理します。

  • E-E-A-Tを意識したコンテンツ作成: 専門性・経験・権威性・信頼性を高める情報発信
  • 検索意図に応えるコンテンツ設計: ターゲットの課題を解決する実践的な内容
  • 内部リンクと記事間の一貫性: サイト全体で一貫した価値提案
  • CVRを含めた効果測定: 検索順位だけでなく商談への貢献度を追跡

成功事例として、Sansan「営業DX Hand Book」は平均文字数7,409字、CTA2.2個/記事、CV獲得記事47.4%、月間作成12.8本で検索上位(2025年1位)を獲得しています。ただし、これらの数値と検索順位の因果関係は証明されていないため、自社への適用には調整が必要です。

オウンドメディアの検索順位を上げるには、技術的なSEO施策に加えて、検索意図に応える質の高いコンテンツと記事間のメッセージ一貫性を整備することで、Googleからの評価と商談への貢献を同時に高められます。

本記事のチェックリストを活用して、自社のオウンドメディアの施策を見直してみてください。

「記事は出してるのに商談につながらない」を解決する。
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よくある質問

Q1オウンドメディアの検索順位はどのくらいで上がりますか?

A1一般的には数ヶ月程度かかるとされていますが、キーワードの競合度やサイトの評価によって大きく異なります。短期的な施策よりも、質の高いコンテンツを継続的に発信することが重要です。

Q2検索1位になればクリックは増えますか?

A2以前は1位のCTRが高かったものの、AI Overview導入後は1位でもCTRが大幅に低下するケースが報告されています(39.8%から3.9%へ急落)。日本市場では1位でも13.94%程度であり、順位だけでなくタイトルの魅力度やコンテンツの質も重要です。

Q3検索順位が上がってもコンバージョンにつながらないのはなぜ?

A3検索順位とコンバージョンは別の指標です。BtoBオウンドメディアの検索経由CVRは平均3.04%であり、順位が上がってもターゲットに刺さらないコンテンツでは成果につながりません。検索意図との整合やCTAの設計も重要です。

Q4SEO施策は何から始めるべきですか?

A4まずGoogle Search Consoleで現状の順位・CTR・インプレッションを確認し、改善余地の大きいページを特定します。その上で、検索意図に応えるコンテンツ改善、内部リンク整備、E-E-A-T向上の順で取り組むのが効果的です。

Q5記事の文字数は検索順位に影響しますか?

A5文字数自体がランキング要因ではありませんが、上位表示されているBtoBオウンドメディアでは7,000〜7,500字程度の記事が多い傾向があります(調査対象は限定的)。重要なのは文字数ではなく、検索意図を満たす情報の網羅性です。

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B2Bコンテンツマーケティング実践ガイド編集部

「PVではなく商談につながる」をテーマに、BtoB企業のマーケ担当者へ実践ノウハウを発信。デシセンス株式会社が運営。