ウェビナー資料の作り方|商談につながる構成とデザインのポイント

著者: B2Bコンテンツマーケティング実践ガイド編集部公開日: 2026/1/810分で読めます

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ウェビナー資料を「見やすく作る」だけでは成果が出ない理由

ウェビナー資料の作り方とは何か。ウェビナー資料で成果を出すには、見やすいデザインだけでなく、ターゲットと伝えたい主張を明確にし、ネクストアクション(商談・問い合わせ)につなげる設計を行うことが重要です。

ウェビナーとは、Web+セミナーの造語で、オンラインで開催するセミナーのことです。参加者は場所を問わず視聴できるため、幅広い層にリーチできる手法として多くの企業で活用されています。

ウェビナーは「質の高いリード獲得」に有効で、事前に課題意識のある参加者が集まりやすく、展示会よりテーマ特化した集客が可能と言われています。しかし、せっかくウェビナーを開催しても「参加者は満足してくれるが商談につながらない」という悩みを抱える担当者は少なくありません。

その原因の多くは、資料の「見やすさ」や「デザイン」ばかりを追求し、ターゲットに刺さるメッセージや商談化への導線設計がおろそかになっていることにあります。

この記事で分かること

  • ウェビナー資料と対面セミナー資料の違い
  • 商談につなげるための基本構成と各パートの役割
  • 成果を出すためのデザインポイント
  • 資料作成のチェックリストと他コンテンツとの連携方法

ウェビナー資料と対面セミナー資料の違い

ウェビナー資料は、対面セミナー資料とは異なる設計が求められます。ウェビナーは対面セミナーと比較して開催コストが安い(ツール料のみ、会場費不要)というメリットがあり、参加者数制限がないため全国・海外からの参加も可能です。

しかし、この特性は同時に、より幅広い視聴環境を考慮した資料設計が必要になることを意味します。対面セミナー用に作った資料をそのままウェビナーに流用すると、参加者にとって見づらい資料になりがちです。

視聴環境の違いが資料設計に与える影響

対面セミナーでは、参加者は大きなスクリーンで資料を見ながら、講演者の身振りや表情からも情報を得られます。一方、ウェビナーでは以下のような視聴環境の違いがあります。

画面サイズの違い ウェビナー参加者は、PCやタブレット、スマートフォンなど様々なサイズの画面で視聴します。小さい画面でも読みやすいよう、文字サイズを大きくし、余白を十分に取った設計が求められます。

注意力の違い ウェビナーでは「ながら視聴」が多くなる傾向があります。参加者が他の作業をしながら視聴している可能性を考慮し、1スライド1メッセージのシンプルな構成で、要点が一目で分かる設計にすることが効果的です。

インタラクションの違い 対面では参加者の反応を見ながら説明を調整できますが、ウェビナーではリアルタイムの反応が見えにくくなります。そのため、資料自体に「ここが重要」「ここで質問を」といった誘導を盛り込む工夫が必要です。

ウェビナー資料の基本構成と各パートの役割

ウェビナー資料は、「冒頭」「本論」「クロージング」の3パートで構成するのが基本です。各パートには明確な役割があり、この流れを意識することで参加者を商談へとつなげる導線を作ることができます。

CTA(Call To Action) とは、行動喚起のことを指します。資料ダウンロードや相談予約など、参加者に次のアクションを促す要素です。

【比較表】ウェビナー資料の基本構成一覧表

パート 目的 主なコンテンツ 時間配分の目安
冒頭 課題に共感し期待を高める 自己紹介、アジェンダ、課題提起 全体の10〜15%程度
本論 解決策を提示し理解を深める 解決策の説明、事例紹介、ノウハウ共有 全体の70〜80%程度
クロージング 行動を促す まとめ、CTA、Q&A案内 全体の10〜15%程度

冒頭パート:参加者の課題に共感し期待を高める

冒頭パートの目的は、参加者に「自分に関係のある内容だ」と感じてもらい、最後まで視聴するモチベーションを高めることです。

自己紹介 講演者の信頼性を伝えるため、簡潔な自己紹介を行います。ただし、長くなりすぎないよう、参加者の課題解決に関連する経歴・実績に絞ることが重要です。

アジェンダ ウェビナーで何を話すかを明示します。参加者が「自分の知りたいことが含まれている」と確認できるよう、具体的な項目を示します。

課題提起 参加者が抱えているであろう課題を言語化し、「この悩み、よく分かる」という共感を得ます。ここでターゲットの課題を的確に捉えることで、その後の本論への興味を高められます。

クロージングパート:ネクストアクションへの導線設計

クロージングパートは、参加者を商談や問い合わせにつなげるための最も重要なパートです。ここでの設計が不十分だと、せっかく参加者が内容に満足しても行動につながりません。

CTAの種類と使い分け 参加者の温度感は様々なため、複数のCTAを用意することが効果的です。

  • 温度感の高い参加者向け: 個別相談予約、デモ依頼
  • もう少し検討したい参加者向け: 詳細資料のダウンロード、事例集の提供
  • 情報収集段階の参加者向け: アンケート回答(回答者に追加情報を送付)

複数の選択肢を用意することで、参加者が自分の温度感に合ったアクションを取りやすくなります。

成果につながるウェビナー資料のデザインポイント

UIデザインでブランドカラー・フォントを統一することで信頼感・共感創出に効果があり、初回訪問者のエンゲージメント向上につながると言われています。デザインは資料の印象を大きく左右する要素です。

ただし、ここで注意すべきなのは、デザインの「見やすさ」ばかりを追求し、ターゲットに刺さるメッセージや商談化への導線設計がおろそかになってしまう失敗パターンです。結果として参加者は「分かりやすかった」「きれいな資料だった」と満足しますが、商談につながらないという事態に陥りがちです。

デザインは手段であり、目的は「伝わること」「行動してもらうこと」であることを忘れないようにしましょう。

視認性を高めるスライド設計の基本

小さい画面でも読みやすい資料にするために、以下のポイントを意識します。

1スライド1メッセージ 1枚のスライドで伝えるメッセージは1つに絞ります。複数の情報を詰め込むと、どこを見ればよいか分からなくなります。

余白を十分に取る 情報を詰め込みすぎず、余白を確保することで、重要な情報が目に入りやすくなります。「何も書かない部分」も設計の一部です。

フォントサイズを大きめに スマートフォンでの視聴も考慮し、小さすぎる文字は避けます。タイトルは大きく、本文も読みやすいサイズを確保しましょう。

配色のルールを決める 強調したい箇所に使う色、通常のテキストの色、背景色など、配色のルールを統一します。ブランドカラーを基調にすることで、企業としての一貫性も保てます。

商談化につなげるウェビナー資料の設計チェックリスト

リード獲得とは、見込み顧客の情報(氏名・会社名・連絡先等)を獲得するマーケティング活動です。ウェビナーは質の高いリード獲得に有効で、事前に課題意識のある参加者が集まりやすく、展示会よりテーマ特化した集客が可能と言われています。

しかし、リード獲得から商談化につなげるためには、資料段階からの設計が欠かせません。以下のチェックリストを活用して、商談化につながる資料になっているか確認しましょう。

【チェックリスト】ウェビナー資料作成チェックリスト

  • ターゲット(誰に向けた内容か)を明確に定義している
  • ターゲットが抱える課題を具体的に言語化している
  • 伝えたい主張(結論)が明確になっている
  • 冒頭で参加者の課題に共感する内容が含まれている
  • アジェンダで何を学べるかが明示されている
  • 1スライド1メッセージの原則を守っている
  • 文字サイズは小さい画面でも読みやすいサイズになっている
  • 余白を十分に確保している
  • ブランドカラー・フォントが統一されている
  • 強調箇所が明確で、重要な情報が目立つようになっている
  • 本論で課題の解決策が具体的に示されている
  • 事例や具体例が含まれている
  • クロージングにCTA(行動喚起)が含まれている
  • 温度感の異なる参加者向けに複数のCTAを用意している
  • 資料単体でも内容が理解できる(オンデマンド配信対応)

ウェビナー資料を他コンテンツと連携させる

ウェビナー資料は、単発で終わらせるのではなく、他のコンテンツと連携させることでより大きな成果につなげられます。

オンデマンド配信とは、録画したウェビナーを視聴者が好きな時間に視聴できる形式です。オンデマンド配信を想定した資料設計をしておくと、ライブ配信後も長期にわたってリード獲得に活用できます。

コンテンツ連携の例

  • ウェビナー内容を元にしたブログ記事の作成
  • ウェビナー資料を再編集したホワイトペーパーの制作
  • ウェビナーで紹介した事例の詳細記事の公開

このように、ウェビナーを起点に複数のコンテンツを展開することで、「ウェビナー視聴→記事閲覧→ホワイトペーパーダウンロード→商談」という導線を設計できます。

まとめ:見やすい資料から成果につながる資料へ

本記事では、ウェビナー資料の作り方について、基本構成からデザインのポイント、商談化への導線設計まで解説しました。

記事の要点

  • ウェビナー資料は対面セミナー資料とは異なり、小さい画面・ながら視聴を考慮した設計が必要
  • 基本構成は「冒頭(課題提起)→本論(解決策)→クロージング(CTA)」の3パート
  • デザインは手段であり、「見やすさ」だけを追求しても商談にはつながらない
  • ターゲット・伝えたい主張・CTAの一貫性を保つことが重要
  • 他コンテンツとの連携を意識した資料設計で、継続的なリード獲得が可能

ウェビナー資料で成果を出すには、見やすいデザインだけでなく、ターゲットと伝えたい主張を明確にし、ネクストアクション(商談・問い合わせ)につなげる設計を行うことが重要です。

本記事で紹介したチェックリストを活用して、自社のウェビナー資料を見直してみてください。「きれいな資料」から「成果につながる資料」への転換が、ウェビナーのROI向上につながります。

「記事は出してるのに商談につながらない」を解決する。
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よくある質問

Q1ウェビナー資料と対面セミナー資料の違いは何ですか?

A1ウェビナーは参加者が小さい画面で視聴し、ながら視聴も多いため、対面セミナー資料より「1スライド1メッセージ」「文字を大きく」「余白を多く」といったシンプルな設計が求められます。また、ウェビナーは対面セミナーと比較して開催コストが安く参加者数制限がないため、幅広い層に配慮した内容設計も必要です。

Q2ウェビナー資料の基本構成はどのようになっていますか?

A2基本構成は「冒頭(課題提起・アジェンダ)」「本論(解決策・事例)」「クロージング(CTA・ネクストアクション)」の3パートです。冒頭で参加者の課題に共感し、本論で解決策を提示、クロージングで資料ダウンロードや相談予約などの行動を促します。

Q3ウェビナーから商談につなげるにはどうすればよいですか?

A3ウェビナーは質の高いリード獲得に有効ですが、商談化には資料段階からの設計が重要です。ターゲットと伝えたい主張を明確にし、クロージングで複数のCTA(資料ダウンロード、相談予約など)を用意して参加者の温度感に合わせた導線を設計します。

Q4ウェビナー資料のデザインで気をつけるポイントは?

A4ブランドカラー・フォントを統一することで信頼感・共感を創出できます。また、小さい画面でも読みやすいよう、1スライド1メッセージ、余白を多くとったシンプルな設計を心がけます。ただし、デザインは手段であり、目的は「伝わる」「行動させる」ことです。見やすさだけを追求しても商談にはつながりません。

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B2Bコンテンツマーケティング実践ガイド編集部

「PVではなく商談につながる」をテーマに、BtoB企業のマーケ担当者へ実践ノウハウを発信。デシセンス株式会社が運営。